里山の豊かな恵みに彩られる丸森の春。その賑わいの主役となるのが、鮮度自慢の山菜とたけのこです。特にたけのこは県内有数の産地として知られ、ここ「いきいき交流センター大内」でも、毎年、収穫が最盛期を迎える4月下旬から5月中旬にかけ、「たけのこ山菜まつり」が催されます。
「早朝4時から収穫した今朝掘りのたけのこは、えぐみが少なく味も香りも良いと評判です」と、事務局長の阿部隆弘さん。期間中は連日30〜50本の入荷がありますが、開店前から行列ができるほどの盛況ぶりで、ほとんど午前中で売り切れてしまうのだとか。今しか出会えない味わいだからこそ、恋しさもひとしお。しみじみと堪能したいものです。
春が過ぎても、夏野菜やとうもろこし、秋になれば自然薯や新米など、季節が変わる度に、折々のおいしさに
出会える「いきいき交流センター大内」。実は、一年を通して、特産品を使った加工品が数多く並んでいるのも大きな魅力です。例えば、丸森を代表する特産品の一つ、えごま。収穫期は秋ですが、施設内にある搾油機や調理施設を活用した自家製ドレッシングやオリジナルスイーツは、定番の人気商品になっています。
さらに売り場に目を凝らすと、安心して買い物できるようにと、農薬や化学肥料の使用基準がわかるシールが貼られた野菜があったり、珍しい野菜のそばには調理法が詳しく紹介されていたり。売り場の商品ひとつひとつにこだわりが詰まっていて、店全体があたたかな雰囲気です。
▲店内には色とりどりの農産物が並ぶ
▲開催された「たけのこ山菜まつり」の様子
食卓に春の訪れを告げる、鮮度自慢の山菜。たらの芽、ふき、わらび、こごみ、みず、うど、しどけなど。売り場にあるポップやレシピを参考にすれば、初心者でも安心です。
丸森産の実を手間ひまかけて施設内の非加熱式搾油機で搾る。「えごま油(150ml・税込1,900円)」と、自家製の「いきいきえごまドレッシング(各150ml・税込465円)」。
営業時間/9:00 〜 16:00
定休日/年末年始
〒981-2501
伊具郡丸森町大内字町西7
TEL.0224-79-3151