The Story of
「IGUNE」
「いぐね」って?
田んぼの中に、家々を包みこむように、ぽっかりと浮かんだ島のように見える屋敷林。
それが「いぐね」です。
その歴史は定かではないものの、仙台藩の文書の中に「居久根」の言葉が見られます。
政宗公の
自給自足政策
自給自足政策
藩祖・伊達政宗公は、実のなる木の植林を奨励。天災や飢饉に備えて、
自給自足を基本とする政策をとりました。
武士は藩から広めの屋敷を与えられ、果樹を植え、畑をもうけました。
これにより緑豊かな城下町を形成し、現在の「杜の都」の基盤となったと言われています。
暮らしを、環境を、
そして命を守る
そして命を守る
「いぐね」は、人々の暮らしと深く関わり、防風、防雪、防音などに役立つだけでなく、
切れば建築用材、燃料に、落ち葉は 堆肥肥料になり、
また食料としても大きな役割を担ってきました。
「いぐね」は、まさに暮らしを、環境を、そして命を守る古き良き知恵のカタチと言えます。
それはまた、農業が現代におい て果たす役割と通じるのです。